推定無罪
2009.10.02 Friday

職場で飼っている5匹のネコのうち、マーキングの癖があるのは
メエだけです。
1階から屋上まで、被害に遭わない場所はありません。
そればかりか、隣近所にまで迷惑の輪を広げています。
外出禁止令を出しても、ドアの前であまりにも悲しげに、しかも
しつっこく鳴くので、つい根負けして出してしまいます。
おかげで私も飼い主も、ご近所に肩身の狭い思いをしなければなりません。
もちろん、マーキングを見付ければ叱ります。
その時は神妙そうに(時には不服そうに)していますが、
一向に止める気配はありません。
さて、先日の事です。
店舗の奥にある控え室で、ビニールカバーをたたむ作業をしていると
トコトコとコウちゃんがやって来ました。
コウちゃんは時々この部屋の一隅で昼寝をします。
ああ、昼寝するのかな、と何気なくコウちゃんに目をやりました。
すると、コウちゃんは突然尻尾をビビビと震わせ、壁際に積み上げた
靴の空き箱目がけて、私がぎゃああと叫ぶ間もなくオシッコを噴射したのです。
それはマーキングなどと呼べる可愛らしい(?)代物ではなく、
『コ、コウちゃんが、オシッコ引っかけた〜!』と動揺する私を後目に
本人(本猫か?)は、何食わぬ顔で去って行ったのでした。
駆け付けた飼い主が、ひえぇ〜と言いながら後始末をしてくれましたが
いくつかの空き箱が犠牲になりました。
『メエだけじゃなかったんだ....。』
『だねぇ....。』
『じゃあ、今までの中にもコウちゃんがやってた場合も?』
『あるかも知れん....。』
私達はこれまでマーキング、イコールメエと決めつけて叱っていました。
でも、もしかしたらそうじゃなかったかも知れないのです。
そう言えば、メエは時々抗議するように「うにゃうにゃうにゃ」と
口答えする事がありました。
もしかしてあれは、メエのささやかな抵抗だったのでは?と思えなくも
ありません。『オレは冤罪だ!』という。う〜ん。
これからは被害現場を見付けても、見境なくメエを叱る事が出来ません。
現行犯で逮捕出来ない限り、どれ程灰色でも推定無罪ですから。
困ったもんです。

posted by: YUKIちゃん | ネコ | 00:17 | comments(0) | trackbacks(0) |



